ノルウェイの森

一昨日封切りの「ノルウェイの森」の映画を、早速見てきました。
小説読んだのは10年以上前になります。
素晴らしい作品でした。
それで、映画化されると聞き、去年から待ちわびてました。
原作の雰囲気をよく出していたと思います。
村上春樹さんの小説は、なんか疑問とか不思議な感じが残るんですよね。
映画はそうした疑問に解釈を加えず、割と忠実に映像化してる感じがしました。
(私の最大の疑問は、直子が鬱だったのか統合失調だったのか不適応だったのかです。)


直子役は、好きな俳優で、演技もうまかったけど、9歳差は、イメージとやや離れてるかな。
それと、小説を読む都度思うのが会話。
あのウィットに富んだ会話のやり取りって、みんな日常的にしてるとは思えないw
もし、あのレベルが即座にできる人がいたら、話してみたいものです。
直子も言ってたけど、「うまく言葉にできないの」が普通じゃないかと。


残念だったのは、直子の姉の自殺の描写が無かったことです。
上巻の終わりの部分で、どう描かれるか、期待してたんですが。。。


会話の中で、「時の洗礼を受けていない小説を読むには、人生は短すぎる」という趣旨のものがあります。
本を読んだときふむふむと思った記憶がよみがえりました。
小説をゲームに置き換えてw
洗礼を受けてても、時間かかりますけどねー。。。