2ステージ制

Jリーグが2ステージ制に戻ることが正式に決定されました。
確かに、観客が減少傾向の中、営利企業としては、打開策を講じる必要があるのはわかります。
しかし、そこにはファンを顧慮した姿勢がありません。
ほとんどのサポーターは、反対していると思うのですが。


顧客に向いていない企業は、衰退していく運命にあるのではないでしょうか。
Jリーグの公式HPを見ると、意見・問合せ先のメールすら案内されていません。
これだけでも、いかにファンを軽視しているかが分かります。


スーパーステージを開催しても、露出が増えるのは、2,3チームだけです。
それに、仮にステージ2位が優勝し、年間1位が負けた場合、ステージ2位を真のチャンピオンと呼べるのでしょうか。


観客減少の原因は、トップ層30人の欧州流出、海外ビッグネームの不在というJリーグのレベル低下と、
試合のスペクタクル性がないことが原因と個人的には思っています。


前者を解決するには、外資導入です。
今は大宮のノヴァコビッチ(ブンデスリーガ得点3位)くらいしか有名選手がいません。
海外のハイレベルな選手がいたら、リーグのレベルが上がり、日本代表選手達の、何がなんでも欧州へという流れも減りそうです。
http://d.hatena.ne.jp/pipi-lin/20130805


後者の例としては、サンフレッチェの試合が全然面白くありません。
守って、守って(ボール回しをして)、ちょっと攻撃して、また守る。
こうでもしないと、中位クラブは勝てないので、仕方ありませんが、観戦すると、ストレスが溜まります。
後方でのボール回しを観戦したいんじゃないんだけどなー。
Jリーグのアクション数は、プレミアリーグの半分らしいです。
いかに試合が緩慢なのか。
実際に、欧州4大リーグの試合の方が動きがあって、面白く感じます。
いっそのこと、バスケットの24秒ルールのように、ボールを保持したら、3分以内に、シュートしなければならないといったルールを導入したらどうかと思います。


このように、Jリーグの試合そのものが面白い、すごい、また見たいと思わせるような努力無しに、2ステージという小手先の手法、つまり形だけ変える方法で当座を凌ごうとしても、抜本的な解決にはなりません。
そして、ファンを軽視した報いは、必ず表れてくると思います。