就職氷河期

就職が依然として厳しいようです。
最近は、毎日のように、報道されています。
私の頃は、完全な売り手市場で、好きな業種に就職できた時代でした。
それに対し、今の学生は、優秀であっても思い通りにならないので気の毒です。
個人のせいではなく、そういう時代に差し掛かってしまったから。


今にして思えば、人気や収入ではなく、将来性のある企業をもっと研究しておくべきだったかなと反省します。
確かに大手であれば、失業のリスクは少なく、収入面でも生活の安定は見込めます。
しかし、自分を活かすという意味ではどうなんでしょう。
人気ベスト3くらいの企業になると、信じられないくらい知力と体力(と意地悪さ?)が備わった人材が入ってきます。
睡眠4、5時間で正確に事務をこなし、かつ成績を上げ、上司の指示に諄々と従う。
これができる自信があれば、それでも構いませんが。


現在輝いている企業も、10年後はどうなっているかわかりません。
会社訪問のとき、山一證券の人は30歳で1400万円もらっていると言ってましたが、つぶれちゃいましたし。
やはり、現在より少なくとも10年先のトレンドは見るべきでしょう。


自分を活かすという意味では、少しレベルを下げて、成長が見込めそうな企業(業種)に勤めた方がいいのではないかと思います。
無責任に言えば、高齢者を対象とした業種、物を売るよりサービスを主体とする企業、人的装置の比重が低い業種(塾などの人的装置の比重が高い業種は利益率が低い)。
ITも何かと組み合わせると、まだまだ伸びそうですよね。
太陽光発電など新エネルギー系も魅力的。
勇気とバイタリティがあれば、起業したかったな。