体罰反対(5)

教育委員5人中、体育科の入試中止に反対したのは、委員長1人だけだったそうです・・・
世論は中止反対の方が2倍くらい多いのに。


かわいそうに、無関係な受験生が、体罰事件の犠牲者になってしまいました。
強い立場の者が権力を振りかざして無力な者を苦しめる構図は、いじめや児童虐待体罰と変わりません。
体罰教師に処分が下る前に、まるで受験生が処分されたかのような。
悪いのは教師の方です。


委員は、橋下市長の脅しに屈してしまいました。
少なくとも、中止案は委員会の自発的な案ではなかったので。
教育委員会が自ら独立を放棄してしまったかのようです。
そこには、教育的配慮より教育行政の円滑性を優先した意図が見えてしまうのです。


市長は実行力はあるけど、独裁の恐さを感じます。
度が過ぎる。過ぎたるは及ばざるが如しです。
市長は意見の合わない者を徹底的に叩くので、委員長には最後の良識として任期を全うしてもらいたいものです。